Ontario --- Hastings County
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電話はあるのに Qちっぷと友達の間では
連絡なしに突然遊びに来られたり
行ったりすることが とても多い。
今日もそのうちの一人が うちに寄って
今から自然保護区にドライブに行くけど
一緒に来ないかと言う。
ちょうど すぐに出かけられる状態でもあったので
「じゃ 行ってみるか」になった。 私だけ。
Qちっぷは興味がないらしく
私と友達と その長男坊の3人で 出かけることにした。
天気快晴ではないが 歩くには丁度いい気候。
Nature Conservation Area
ちょっと遠出する時に通り過ぎる 気になってた場所があり
それが自然保護区の散策コース入り口だった。
なるほど どおりで
何か分からない建物がポツンと建っていて
その裏側の向こうは ただの雑木林
これが自然保護区だったのだ。
今日やっと謎が解けた。
けもの道同然のハイキングコースは
こういう草むらと林。
見慣れない植物があちこちに生えていて
こりゃいいやと写真を撮りまくっているうちに
友達親子はどんどん先へ行ってしまう。
このQちっぷ友は
転勤でケベック州からオンタリオ州に越してきて
まだ1年くらい。
二人いる息子は 学校とフランス語生活を変えたくないので
ケベック州においてきてて
夏休みの今 長男坊だけ こっちに遊びにきてるそうだ。
ケベック州の街中育ちの親子
自然を訪れるのが好きで
しょっちゅうキャンプに行ったりしてるらしい。
Qちっぷと私と この親子と彼女も一緒に
今度キャンプに行こう と誘われてもいるが
私は キッパリ断る。
今日のように 日帰りドライブなら大歓迎だが
キャンプで 一、二晩過ごすとなると
トイレが非常に不便なことになる。無理。
ただでさえ カナダの公衆の場のトイレは
日本人の感覚からすると とてつもなく汚い。
勿論 キャンプ場にもトイレは設置されているが
推して知るべし。
避けられるものなら 当然避ける。
キャンプと公衆トイレのことは忘れることにして
話を自然の草木に戻そう。
カナダの11月以降の
枯れ木と雪だけの景色からすると
嘘みたいに植物が生い茂ってきれい。
日本でだって 街から少し離れれば自然はあるが
大抵それは山の中。
平べったい土地に手を加えてはいけない場所を制定するのは
多分日本では そう簡単なことではないだろう。
この辺では 自然保護区は別にしても
開発さえすれば使えそうな土地がゴロゴロしている。
でも開発が進まないのは やはり 冬の不便さなんだろうな。
と考えつつ歩く。
途中 草むらに囲まれた沼地にいたこの鳥は
フランス語で 何々っていうんだよ、と
ケベック親子が教えてくれたが
5分で忘れてしまった。
日本のサギに近いように見える。
英語に不慣れな親子と お互いにカタコト英語で話しながらの
半日ドライブは 思いがけず楽しい時間だった。
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