Santa Marta, Republic of Colombia #9
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朝ご飯をすませるやいなや
部屋へ上がる前に 宿のテナントの食堂へ直行して
買ってきたのは コーヒーと グアナバナのジュース
カップのスレスレまで たっぷり入れてくれるのが
嬉しかったり 歩きにくかったり
サンタ・マルタに来て最初の夕食を 階下の食堂でとった時
ご飯が美味しかったうえ
どんな味なのか試しに頼んだジュースが 大当たり
朝っぱらからでも飲みたくなるほど 美味しい
一昨日 別のお店で 面白くて撮った写真に 絵が載ってた
CHERRY の左隣の 私にとっては謎の果物がそれ
ちなみに 右隣の LULO ルロ も 独特な美味しさ
コロンビア特有の果物だと 宿の下のお店で聞いた
このあと今日は 観光客エリアの海岸沿いから
反対側に歩いて行ってみた
4〜5ブロックくらい歩いただろうか
ローカルバスが通る 主要道路かなって道に突き当たり
その辺りには 賑やかな商店街が広がっていて
興味津々歩き回った
お腹すいたね と気が付いたら もう3時
そこで ローカル感漂いまくる食堂が目についた
ランチ時はとうに過ぎてるというのに 満席
カウンターは空いてたので 入ってみることに
注文が済んで 振り向いたら席が空いてて
店員さんが テーブルに移動させてくれた
コロンビアの定番定食じゃないかと 今では推測する
チキンの薄切りグリル定食をいただき 大変満足
観光客エリアと比べて味は変わらず 値段は割安だった と思う
その後 ぼちぼち 宿の海岸沿いに向かう途中
これまた 地元のお花屋さんがあって
買い物は出来ないが ついつい引き込まれて行った
玄関口ですでに 魅入られてるのに
奥のスペースは 更にハートをわしづかみ
入り口すぐの一角には こんな植木鉢も
これはいいわあ
カナダのホームセンターや園芸店では
変にオシャレぶったチャイナ製品ばかりで うんざり
こっちの方が断然 味わい深くていい 喉から手が出そう
ひとしきり植物と奥の園を愛でたあと 再び帰路へ
もう少しで海岸通という所で
こっちに来てすぐ 日帰りツアーを相談して
明日申し込みに来るからねって伝えたのに
次の日から3回行っても開いてなかったお店が
ようやく開いてるのを発見
ツアー行くなら もう明日しかないってんで
たたっと申し込みを完了し
一段落ついたと 店先で 行商コーヒーのお兄さんから一杯頂き一服
ツアーショップ店員さんの顔見知りだったらしく
Qちっぷと4人で 片言英語でおしゃべり
至る所でみつけられる 行商のコーヒーは ティント と呼ぶそうで
ぐい飲み大の小さなカップに入れてくれ 熱々で砂糖入り
ミルクが入ってないのが良ければ スィン・レチェと頼むのと
$(←でもペソ)500 約20セント が相場だから
それ以上の値段を言ってきたら 譲らずに
キニエント!(スペイン語で500のこと)って言わなきゃだよ
と教わった
だが なぜコーヒーを ティントというかは
英語で説明が難しいみたいで とうとう分からなかった
コーヒーと 一服休憩をたっぷりとって 元気回復
少し遠回りしてホテルへ向かうことに
ぶらぶらしてて 通りがかった 消防署
さっきのお花屋さんの奥の院と 同じくらい 気に入った一枚
はっきり写ってないが 消防車に 119 とある
車の通行は 北米と同じ右側 消防救急番号は119 なんだな
こういう ローカルの様子ってのは興味深い
カメラを出しながら Qちっぷに向かって小声で
ちょっと これカッコよくない?と 待てのサインを出してると
署の前で黙々と作業中の隊員さんが ニコッとしてくれた
お務めご苦労様でございます と言いたかったが
スペイン語が分からなくて残念
日が傾いてきた頃 程よく 宿がある海岸通に着いた
夕食は完全に日が暮れてでいいねと
さらにここで ぼんやり過ごす
海岸通の左端にある クラシカルな建物
この向こう側には コンドミニアムか ホテルか
見たところ ローカル庶民が住民じゃなさそ なビルが並ぶ
新しそうにも見えるが
なぜか どこか 70年代のリゾート地っぽさを感じてしまう
少し通りを歩いてみたが退屈で すぐ引き返し
海岸で日が暮れるのを待った
Qちっぷが 同じ場所だけど 違う感じで撮っていた
サンタ・マルタでもカルタヘナでも
お土産に 持ち帰れそうで 欲しい物が
これといって なかったが
ついに 珍しい買い物が出来 夕食後の退屈しのぎに
これは 小銭入れか 小物入れに と買った
手作り品 それも ベネズエラ人の
これは何と ベネズエラの紙幣 本物のお金 で作られたもの
ここに来て初日 路上で実演販売をする人がいたので
撮らせてもらった
最初 一瞬 並べてあるお札 の意味が分からなかったが
ああ そうか! ベネズエラ人 プラス 紙幣
スーパーインフレで 価値が無くなってしまった あれだ
ボリバルだ
究極のリサイクル たくましい
カルタヘナでも ここでも 大勢のベネズエラ人が来ていて
見たところ ホームレス状態
気になっていたので 今日見た人は別の人だったが
私は小銭入れを
Qちっぷは世界の通貨コレクターなので
嬉しそうに 紙幣を1セット お買い上げ
ググってみたら
これは去年夏 通貨単位の切り下げ5桁 した時のお札だそう
ベネズエラの経済が崩壊中なのは ニュースで聞いてたけど
すぐ隣の国コロンビアで見ると もの凄く深刻なのが分かる
ここのテレビのニュースでも スペイン語なので大半は理解できんが
ベネズエラでは 人が亡くなった時に 普通の棺が買えない人のために
段ボールの紙 で出来た棺を売ってる場面を放送していた
それでも 国外脱出しないで暮らせてるだけ
まだマシな境遇 なんじゃないかと想像する
一方 国境から ほんの何百キロの ここサンタ・マルタでの夜
大音量の音楽で 観光客がノリノリで騒ぎまくる
パーティー・バス
これが ホテルの前から 夜中まで
出発しては 帰ってくる を何度も繰り返す
初めは面白がって見ていたが 段々 鬱陶しくなってきた
バスじゃなくて パーティー ボートでも作って
沖に出てやってくれたらいいのになあ
と思う 宿の玄関先の眺めが 今日の締めくくり
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