さようなら Qちっぷのママ
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丁度ひと月前
Qちっぷのママが 体調の悪化を訴え
救急車が到着する頃には意識がほとんどないまま
近くの病院に運ばれた
そこでは手に負えないことがすぐに判明して
そのまま ちょっと離れた総合病院の集中治療室へ
それから一時期 危篤状態だったが
なんとか持ち直し 小康状態が続いていた
回復の見込みは半々 と病院から伝えられていたが
勝手に自分の中で 大丈夫だろうと思っていた
ところが10月に入って 急激に病状が悪くなり
サンクスギビングの連休初日 ママは70余年の人生を終えた
今月に入ってから 急に寒くなり ぐずついた天気が続いていて
ママが息を引き取った午前中は ものすごい土砂降りだった
もともとママが はるばるノバスコシアから
Qちっぷと私が住むオンタリオに引っ越してきたのは
長年患っていた持病が 別の深刻な病気を招いてしまい
急遽 大手術を受けた その直後だった
それ以降 3年くらいは まあまあ
心配いらない程の状態になっていたのに
この2年ほどは トラブル続き
元の持病が誘発した ありとあらゆる内蔵の障害や
加えて 検診帰りの病院の 玄関先で転んで
普通なら とっさに地面に付くはずの手が出ずに
顔中大怪我したり
もう 内からも外からも 痛いことだらけだった
通っていた病院数件のうちのひとつ
大往生ではなかったけど
これまでの 数々の つらくて痛いことと 病院通いから
今はもう 解放されたね ママ と
そう思ってしまう
どんよりした秋の半ば
ママが残した 大量の片付け物
(ママは最後まで 日本風に言えば片付けられない人 だった
英語では ホーダー と言って
アメリカで ホーダーズ ってTV番組があるほどの問題ごと)
に奔走する毎日の
夕方には何故か 一転して 見事な夕空が拝めている
Qちっぷは 思ったより けろっとしている
今回は もう助からないか
可能性の半分は 回復イコール 寝たきり介護かもしれない
と思っていたから
結果 これでよかったんじゃないか と言う
普段は 西洋人って感情の動きがハッキリしてるわね と思うが
こんなときは 妙に理性的
私は 心身ともに疲労感でいっぱい
移動中 何かしてないと眠りこけそうなので
何でも良いから 写真を撮りまくる
前回ポスト 猫の与田くんの誕生日は
珍しく 日中晴れていたので
眠気覚ましに 車を止めてもらい
写真を撮りつつ一服
色づく木々の眺めには癒されるが
家に帰ると 日に日に落葉が溜まっていってる
この時期 庭掃除が出来ないと
すぐに こういうことになる
でも 今年はもう少し このまま眺めておこうと
今 決定した
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今日の与田 #213
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与田くんが 8回目の誕生日を迎えた
恒例の鰹節を混ぜた朝ご飯に すっかり ご機嫌
晩ご飯も 朝より少し多めの鰹節に
舌鼓を打った 与田くん 誕生日の一日だった
が 今年の与田くんの誕生日は
ほとんど ほったらかしの一日でもあった
というのも この次のポストで書くが
先週 サンクスギビングの長い週末の初日
Qちっぷのママが 帰らぬ人になってしまったのだ
丸々一週間経っても 悲しがる暇もないくらい
次から次に 片付けなきゃいけない事が待っていて
与田くんと ちび子中尉の 晩ご飯どきには
疲れ果てて もう ぐったり
党の本人(猫)は 自分の誕生日など知る由もなく
「放っとかないでぇ 誕生日なのにいいい」
なんて言わないので助かる
とは言え
ずっと相手してもらってないなあ と思ってそうな様子ではある
落ち着いたら ゆっくり遊ぼうね
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紅葉の始まり
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今月初め頃の 裏庭のメープルの木
ちらほら赤い葉が見える
9月も終わりになると 本格的に色が変わってきた
昨夜から今日一日 ひんやり秋雨だが
昨日の日中は 過ごしやすい秋晴れ
気が付くと シソの花が終わりかけている
そういえば ハイドレンジアもだ
今年は両方とも 花が目立たなかったというか
小振りで地味だった気がする
いつもは もっと どっさり咲く
これは去年 8月終わり頃
去年と打って変わって
夏の間 雨がほとんど降らなかったからかもしれない
変わらず元気そうに見えるのは
庭の住民 チップモンク
彼らは今 来たる冬に備えて 大忙しなのだ
がんばれ ちびちゃん
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かぼちゃ あらため Gourd
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去年 庭の小さな花壇に
思いがけず育った かぼちゃの花
花が咲いただけで 去年の秋の終わりには
実も生らず そのまま枯れてしまっていた
当然 今年はないな と思っていたら
一昨年の種が生き残っていたのか 不明だが
今年もまた芽を出して すくすくと育った
しかも 去年以上に元気
これは 今月上旬
この時はまだ暑かったが その後急に3、4日の間
暖房が必要なほどの 冷え込みに見舞われたが
例年並みの 9月の陽気が戻り
狭い花壇から はみだして育つ勢い
花も一度にいくつも咲き始めた
そして 今年は 実が生り始めた
これは 今日の様子
一昨年の秋 ハロウィーン前後の デコレーション用に
白かぼちゃとセットで カラフルなゴードを買って
冬には リスのお食事になるかも と
花壇に 種をばらまいておいた
そのうちの 黄色いやつが生き残ったのだ
去年 ”かぼちゃの花” と書いたが
そうではなく
ゴード(gourd/瓜科の植物の総称)だったと判明
狭いし 日当りも今ひとつ な花壇なのに
よくぞここまで 育ってくれました
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今年の庭 その3
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今年の夏の 庭の花たち
メインは今回で ほぼ終了
今日の花たちは 地味に素敵
Phlox フロックス 貴重な 去年の種の生き残り
これを撮った10日後 隣で成長中だった蕾が
入れ替わりで咲いた
アフリカンデイジー も生き残り
まとまって咲いているが しばらく水やりをサボっていたら
残念な姿に成り果ててしまい
画像に残せたのは この一枚だけになってしまった
続いては Devil in the Bush (Nigella)
まだ蕾だった頃
10日後には
花が終わって 既にシードポットになってるのも
ニゲラの花の命は短いのを ついぼんやり忘れてた
これはいかん とばかりに
同じような画だけど 撮り溜め
これは昨日の
最新画像
来週あたりはポッドが乾いてくる収穫時
リスに食べられてしまう前に
いくぶんか 種のストックをしておかなきゃ
おしまいに いまだに名前が分からない 謎の植物
5月の終わり頃
6月の半ば
その後 10日もしないうちに 堂々と花を咲かせた
2年前に 一本だけ 雑草のように自然に生えてきて
去年は3本 今年は5本以上に増殖している
去年は これは もしかしたら アボカドかも
と思っていたら 今年になってわかった アボカドではない
本当に 雑草でもあり 観賞用でもあるようだ
つい最近 道端の草むらの中に
ポツポツと一本ずつ同じものが生えているのを見た
なーんだ 雑草だったんだ とがっかりしたすぐ後
通りがかった建物の よく手入れされた花壇に
ここにも同じものが すっくと直立していたのだ
来年はどれくらいに増えるんだろう
楽しみになってきた 謎の草なのだ
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今年の庭 その2
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今年は 4月の半ばに積もるほどの みぞれ雪に見舞われ
種まきの最後のチャンスの 5月上旬まで寒さが続き
どちらにしろ Qちっぷの仕事絡みの用件で忙しく
庭で遊んでいる暇がなかった
なので 今年 庭に咲いている花は
Yellow Loosestrife
日本名を検索してみると セイヨウクサレダマ だと な なぜに?
この花のように 毎年ほっといても咲いてくれるのと
去年掃除し残して 種が自然に芽を出したの だけである
引っ越して来てすぐは 花っ気が全くなかったので
今の方が ずいぶんましではあるが
見渡すと やっぱり ちょっと寂しい
というわけで 引いた画より 接近画像が多い
晴れた日の画も 近くで見ると なかなか良い かな
一面緑の シソの葉の中 白のキャンディタフト
うちの庭では 白いのは珍しい
濃い色のも珍しい
多くが 淡いピンク というより モーヴのほうが近いかも
そろそろ花の時期が過ぎて 種の準備段階に入ってきた
来年も わんさか咲いてくれるのを期待しつつ
その3 に続く
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夕暮れ時 #97
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今年 5月中旬 やっと葉っぱが生えて来た
うちの裏とお隣の境の メープルの大木
去年は 冷夏で雨続きだったせいか
ほとんど葉が茂らず 紅葉も無いに等しかった
それとも 木の病気か 寿命かなあ と考えつつ見ていたが
5月も終わろうかという頃には まずまずな感じ
同じ頃に ブライダルリースを撮った時に
背景に写っているのが この木
だった 残念なことに
この時は これが 最後の姿とは思わずにいた
一週間前の朝 突然 外でえらく大きな音がし始めたので
サンルームから外を見ると
木の伐採屋さんと思しき人が 枝を切り落としている
サンルームの喫煙シート定位置からの眺め
そう言えば 3年前だったか 真冬の暴風雪で
頂上辺りの大きな枝が折れて 地面に落ちきれず
下の別の大きな枝に 引っ掛かったままになっていた
はじめは その折れた枝を取り除きながら
剪定もついでにやってるのかな と思いながら見ていた
が 次の日
ちょっと枝を整えるにしては つんつるてんすぎる
こりゃ切り倒すつもりか と思っていると 当たっていた
それどころか 隣に少なくとも2本他の木が生えてたのも
きれいさっぱり 伐採されてしまった
そのうちの1本は 結構成長した 西洋七竈(Rowan)の木で
秋になると 実がオレンジ色から次第に赤に変わり
それはそれは見事な眺めで 毎年楽しみにしていたのに
途中1日休みがあり かすかに期待していたが
この後 期待も虚しく 跡形も無く切り倒されてしまった
結局 後の処理も含め 5日がかり
かなり古い 絶対自分が生まれる前からここにあったはず な木で
短く切った枝でも重いのが 落とされた時の音で分かった
電動ノコギリの音がしばらくしたあと
閉め切った家の中にいても
木の塊が落ちるドシンという音が聞こえる
というか地響きに近いものが 日中 ずっと続いた
きっと これに驚いたのだろう サンルームで外を観察していると
まずは 野うさぎが 全力疾走で庭を横切り
間もなくして 今度は グラウンドホグ(写真を初めて撮れた!)が
伐採が進行中の 反対側の方向から
ひどく慌てた様子で やって来て
こっちの方が もっと音が酷いのが分かったのか
もと来た方向へ引き返していった
えらく気の毒で 残念な 一連の出来事のあと
思わず恩恵を受けているのが
随分明るくなった 我が家のサンルームと 隣との境にある小さな花壇
それと 視界が広くなった空の眺めを楽しめる自分だった
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